こんにちは、ぐら子です。
今回は、最強の韓国語勉強法であるシャドーイングについてお話します。
私はこの方法を半年間継続したところ、韓国語を字幕なしで聞き取ることができ、韓国語が口をついて出てくるようになりました。
この記事では、
- ネイティブの会話がなかなか聞き取れない
- 何年も勉強してるけど全然話せるようにならない
- 留学なしでネイティブのようにスラスラ話せるようになりたい!
という人のために、聞いて話せるようになる韓国語勉強法をゼロからお伝えします!
1日10分からでも効果抜群ですので、ぜひ試してみてください!
Contents
なんで聞き取れないの?
みなさん、毎日コツコツ韓国語勉強してますか?
こんなに頑張って勉強してるのに、してもしても、いつまでたっても推しの韓国語が聞き取れない。
そんな風に思ってませんか?
私に韓国語が聞き取れる日は、訪れるのか…?
私も長い間悩まされてきました。
韓国語は自己流で勉強を続けても、ただ時間だけが過ぎて全然話せるようになりません。
「聞く」「話す」力を伸ばすためには、原因を知った上で意識的に鍛えないとダメなんです。
聞き取れない原因は4つ。
- 知ってる単語だけど実際の発音に慣れてない
- 韓国語独特の音の変化に慣れてない
- そもそも単語を知らない
- 単語を理解するスピードが遅い
私はこの理由をきちんと理解した上で、これから紹介するシャドーイングを継続したところ
半年後には自然と聞き取れるようになっていました。
では、それぞれ一緒に見ていきましょう!
知ってる単語だけど実際の発音に慣れていない
韓国語を聞き取れなくて、字幕をみてみたらハングルと全然違う音で発音されてた!ってことないですか?
例えば、これ。
聞き取れましたか?
正解は「전학(転校)」。
一文字ずつ読むと「チョンハク」ですが、これは連音化と呼ばれる発音の変化が起こって「チョナク」になっています。
こんな風に、自分が思い込んでる音と実際の音にズレのある単語がたくさんあります。
これが聞き取れない原因のひとつなんです。
韓国語の音の変化に慣れていない
これも、上と似た原因です。
なんと言っているかわかりますか?
どうでしたか?
正解は「문앞에서(ドアの前で)」です。
一つずつ読むと「ムン」「アプ」「エソ」と全部知ってる単語のはずなんですが
文章になった途端に繋がっちゃって、聞き取れないんですよね。
これを聞き取るには、日頃から文章という「かたまり」で韓国語に触れていないといけません。
そもそも単語を知らない
韓国語を聞いてもわからず、字幕を見てもわからないという人は
そもそも知識不足の可能性があります。
聞き取るには最低限「初級と中級の単語や文法は知っている必要がある」と思ってください。
ただし「聞いて話せる韓国語」を身につけるためには、覚え方にもコツが必要です。
効率の良い学習法はこちら
単語を理解するスピードが遅い
単語帳を毎日やって、何十個、何百個も覚えたはずなのに聞き取れないってことありませんか?
実は、覚えた単語を「聞き取る」「話せる」ようにするには、練習が必要です。
ネイティブとの会話やリスニングは、私たちが理解するスピードを待ってくれず、どんどん先に進みます。
なので、聞こえた音と自分の知識が結びつくのが遅いと、ネイティブのスピードについていけなくなります。
そのうち脳が諦めて、思考停止状態になってしまうんです。
シャドーイングってどんな勉強法?
では、どうやったらこの4つの原因を改善して、聞き取れるようになるのか?
その方法がシャドーイングです。
今お話した原因を、改善してやるぞ!と意識しながらやっていきましょう!
シャドーイングとは、耳から聞こえた韓国語を影のように追いかけながら発音すること。
音声が終わるのを待たずに、聞きながら口から出すことです。
ただし、単に棒読みで喋るだけでは意味がありません。
シャドーイングをすると「聞いて話せる韓国語」が身につく理由は、次のステップを繰り返すからなんです。
- 聞き取れてない部分がどこなのかが明確にわかる
- 聞き取れなかった原因がわかる
- 原因がわかれば改善できる
- 改善を積み重ねると聞けるようになる!
このステップを意識しながらやっていきましょう!
具体的なやり方
それでは早速、具体的なやり方を紹介します。
教材を選ぶ
本題に入る前に、シャドーングの教材選びですが正直なんでも構いません。
ただ、できれば下に当てはまるものは避けてください。挫折の原因になってしまいます。
- 長過ぎないもの(1〜2分)
- 知らない単語が4割以上
- 興味が湧かない内容
- 日常会話で使わない内容(論文形式のものなど)
シャドーイング 5つのステップ
- 音声のスクリプトを読んで、内容を理解する
- スクリプトを見ながら音読する
- シャドーイングをする
- スクリプトなしで聞く
- 音声のみでシャドーイングする
1. 音声のスクリプトを読んで、内容を理解する
まずは内容をしっかり読みましょう。
知らない単語があればマーカーを引いたり、文法をチェックしながら文章の仕組みを理解します。
どんなことが書いてあるのか、文章の意味を理解しましょう!
2. スクリプトを見ながら音読する
次は、ゆっくりでいいので自分で発音してみます。
意味を意識しながら、はっきり発音しましょう。
3. シャドーイングをする
0.5秒〜1秒ほど遅れて音声を追いかけるように、スクリプトを見ながらシャドーイングします。
ポイントは「いま口から出してる韓国語はどんな意味だったかな?」ということを理解しながらシャドーイングすることです!
はじめは何度も詰まります。
その度に一時停止して、なんで言えなかったのかを確かめるようにしましょう。
- もともとは知らない単語だったから?
- 知ってるけど、思ってる発音と違ったから?
- スピードについていけず、口がまわらなかったから?
こんな風に、自分に問いかけながらその部分を何度も繰り返し練習して修正していきましょう!
これ、やってみたら分かるんですが、スクリプトを見ながら口から音を出すだけだと、だんだん「無の状態」になってくるんですよね。笑
頭すっからかんの思考停止状態でやっても、全く意味ないので気をつけてくださいね!笑
コツとしては、手や体を動かしながら感情を込めてやることです。発音やイントネーションをできるだけ本物に近づけるよう、意識してやってみてください!
スクリプトなしで聞く
スクリプトを見ずに、音声だけを聞いてみましょう。
聞いてみて、全部聞こえるかどうか試してください。
「聞こえる」と言っても、ただ音が聞こえてくる状況ではなく「意味を見失わずに、理解しながら聞こえるかどうか」を確かめるんです。
聞こえなかった部分があればそこで止めて、スクリプトに線を引いたり、10回そこだけ繰り返し口に出したりしながら、どんどん自分のものにしていきます。
音声のみでシャドーイングする
最後に、スクリプトを見ずに、聞こえてきた音だけでシャドーイングをします。
音声に集中するために、目を瞑りながらやるのがオススメです。
ここでも、必ず意味を理解しながら、完コピ級のモノマネをするつもりでやっていきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
決して楽ではない方法ですが、これを継続するとぐんぐんネイティブの韓国語が聞き取れるようになってきます!
またシャドーイングをすることで「自分の口が韓国語を言い慣れてる状態」を作ることができるので、「瞬時に返事をすること」も可能になり、聞いて話せるようになります。
いわゆる「会話ができる」ようになってくるんです。
今こうやって効果的な勉強法を調べて、この記事を最後まで読んでくださったあなたは
きっと本気で「聞いて話せる韓国語」を身につけたい方だと思います。
忙しいなか時間を見つけて文法を勉強したり、単語を覚えたりしているのかと思います。
本当にすごいし、行動力もある人です。
でも、その努力は「使える状態」になってこそ価値があるんです。
例えば、グローブやスパイクを買って一生懸命磨いてるだけで、野球は上手くならないですよね?
バッティングセンターに行って実際に打ってみたり、練習試合に出て豪速球を受けてみたりしながら、
自分になにが足りないのかを分析して、改善して、何度も練習して。
そうして上手になっていきますよね。
韓国語もそうです。
がんばって覚えた単語を、シャドーイングを通して「実際に使える状態」にすることによって、
会話は上手になっていきます。
あなたの輝かしい努力を無駄にしないように、少しずつ活かしていきましょう!